運命の出会いをしたというお話

ーーー 面接 ---

 

タカヒロ「ふむ、イーダ君か...」

 

イーダ「(ドキドキ)」

 

タカヒロ「ふぅ...君は自分の容姿に自信があるかい?」

 

イーダ「(ないけどあるって答えないと...)あっ...あります」

 

タカヒロ「ふむ、悪いけど君のような容姿だとラビットハウスで働くのには相応しくない」

 

当然である。ラビットハウスのような喫茶店はある程度、容姿が整っていなければならないというのは暗黙の了解である。

 

しかし、チノちゃん、更にはその友達のマヤちゃんとお近づきになるためには、ここでバイトするしかない...!

 

タカヒロ「帰ってもらおうか」

 

その時だった。

 

ココア「お父さん...!人を見た目で判断しちゃダメー!!!」

 

タカヒロ「ココア君!?」

 

ココア「チノちゃんのお父さんが、そんな酷い人だとは思わなかったよー!!!」

 

タカヒロ「...(何ということだ...)」

 

ココア「君、名前は?」

 

イーダ「あっ...イーダと申します」

 

ココア「そんなに緊張しなくていいよ~私はココア!よろしくねイーダ君!」

 

イーダ「(あ~やっぱりココアちゃんもいいなぁ~)あはは...」

 

タカヒロ「」

 

こうしてイーダ君はラビットハウスでアルバイトをすることになった。

 

 

ーーー ラビットハウス ---

 

イーダ「新入りのイーダです。よろしくお願いします。」

 

チノ「...」

 

ココア「チノちゃん、挨拶しなきゃダメだよ!」

 

チノ「よっ...よろしくお願いします。」

 

イーダ「えへへ、よろしく」

 

リゼはこの時のイーダの様子を見て、明らかに不快そうにしていた。

 

リゼ「私はリゼだ。」

 

リゼ「言っておくが、ふざけたことをすれば、容赦しないぞ!」

 

イーダ「ひゃっ...!ふざけたことなんてしませんよぉ...」

 

リゼ「...お客さんが来たようだ。あれはチノの同級生のマヤだ」

 

イーダ「(こんなに早くマヤちゃんに会ってしまうとは...)」

 

マヤ「おっ!新入りさん?私はマヤだよっ☆よろしく(*^▽^*)」

 

マヤちゃんと運命の出会いをしてしまった。

 

イーダ「マヤちゃん、よろしくね☆僕はイーダっていうんだ!」

 

マヤ「下の名前は?」

 

イーダ「イルカだよ」

 

マヤ「じゃあイルカお兄ちゃんだね☆」

 

イーダ「(イルカお兄ちゃん...なんてすばらしい響きなんだ...!)」

 

 

この後、イーダ君はマヤちゃんと付き合い、イチャイチャな生活を送ることになる。

 

END